台風7号が迫りくる悪天候の土曜日でしたが、第25回Dojoには多くの子どもたちに参加頂きました!
いつものように、Scratch、Minecraft、EV3、Blenderを使ったモノづくり。
Scratchでperorinくんが、キャット達のサバイバル生活10日目を披露。毎話とも超絶ショートな物語ですが、キャラが「絶交」の過ちを指摘する等の細かな演出が入ったperorinくん独自の世界感で、子どもたちに毎回高評価です!
コスチュームの切り替えで爆発アニメーションを表現。シューティングゲームなどでも汎用的に使えるテクニックですね。
同じくScratchに取り組む子たち。
サッカーワールドカップは決勝トーナメントに入り、盛り上がりもいよいよ佳境となってきましたが、サッカーPKゲーム作りに取り組む子も。
ゴール判定が中々うまくいかず悩んでいましたが、ボール・スプライトのX座標判定の不具合を取り除いて実現しました。次は仲間の意見を参考にしつつ、見栄えやゲーム性を高めていくステップアップですね。
飛行船が隕石をかわすゲームを作る子も。飛行船、隕石のスプライトや動き、とてもセンスを感じる作品です。
隕石をかわす時間がカウントアップされ、一定時間過ぎると隕石の速度が上がっていきます。他の子どもたちからは、隕石を攻撃できるようにした方がいいのではないか、BGMを流したらどうか、といったアイデアも。障害物や飛行船を助けるアイテムなどのバリエーションを増やしたり、ゲームルールをいろいろと付け加えてみたり、さらに拡張していくとより魅力的な作品になりそうです。
そして以前紹介した、多数のScratch作品を持つ「kotaakotaa」くんの弟も最近からDojoに参加しています。画面が写真に残っておらず紹介できないのが残念ですが、Scratchで作った猫や手書きのキャラが溶岩をジャンプするというストーリーのアニメ。小学1年生ですが、キャラのセリフや表記が今風?に「おわた」など、お兄ちゃんたちが思わず笑ってしまう見どころ満載の楽しい作品でした。ちなみに下の画像、赤いオブジェクトが溶岩。黄色は明かり。手書きのクリーパーや、猫とコウモリを組み合わせた羽が取れると溶岩に落ちて3秒で死んでしまう猫など、とても楽しくセンスを感じるキャラデザインでした。そのプレゼン力も魅力的。これからどんな世界を魅せてくれるのかとても楽しみです。
また、もうひとりの1年生は、電子画面より物理的なモノづくりが大好き。お母さんの話だと、自宅でもダンボールや牛乳パックなどを使ってひたすらモノづくりに励んでいた、とのこと。この日はLEGOで謎の生命体を創造(笑)。生命体の構造上、ライントレースで身体が崩壊しまい、地球上ではあまり動かさない方が良さそうでしたが、本人はとても満足そう。発想がとても豊かで、見ているこちらが楽しくなってきます。
また一方で、CADソフトを使った高度なモノ作りに取り組んでいる子も。「Fusion360」という設計(製図)用ソフトウェアを使った、ベイブレードのパーツ設計。これを3Dプリンターで出力する予定とのこと。
制作を試みているのは「レイヤー」という部品。なんでもベイブレードは、「レイヤー」「ディスク」「トライバー」というパーツに分割できるらしく、それをカスタマイズしオリジナルで闘うことができるようです。(詳しくは公式サイトで)実物を見るのが楽しみですね。
Minecraftチームは家具modで屋敷を作ったり、Raspberry Pi EditionでScratch+Mineraft環境を試したり。
Scratchから最近はMinecraftに移行している「kotaakotaa」くんは、ComputerCraftで、モンスターを倒すプログラミング。これも写真が残っておらずご紹介できないのが残念ですが、レッドストーン回路を使ってオンオフを切り替えることのできる、モンスター攻撃Turtle(タートル)を開発していました。小学3年生にして、既にWhile文やif文といった基本的な制御構造を理解しプログラミングしているので、この先どう進化していくのかとても楽しみですね。
Blenderに取り組む子は、少し間が空いてしまったので改めて基本的な操作から。難易度の高い分野なので、習得も作った作品の完成にもそれなりの時間を要してしまいます。どのモノづくりにも共通すると思いますが、一歩一歩地道に歩んでいく根気強さが求められます。そこを乗り越えるためには、子どもたちがやりがいや、楽しさを感じ、自発的に取り組んでいく為の導き、メンタリングが求められるところ。その役割を担う大人としても成長していかなければ、と強く感じる今日このごろです。
午後はWROに向けた勉強会。まだまだ技術要素をひとつひとつ確かめ、ロボットの形状を試行錯誤する段階ですが、大会ミッションを一部試すなど、確実に前には進んでいます。Dojo以外にもいろんな他の予定や、学校の勉強をこなしながらの活動なので、本人たちの頑張りもありますが、子どもたちを支える保護者や家族たちにも感謝ですね。
次回の開催は7月7日(土)。
また多くの子どもたちの参加をお待ちしています!