第4回CoderDojo Ginowan開催しました!!

11月25日(土)第4回目のDojo開催でした。

今回は7人の子供たちが参加し、Scratch(スクラッチ)プログラミング、そして希望者2人が「Computercraft(コンピュータクラフト)」を活用したMinecraft(マインクラフト)のプログラミングに挑戦しました。

Scratchプログラミング

はじめて参加する子と、前回から引き続き取り組んでいる子はScratchでゲーム作り。
はじめての子はCoderDojo Kataで公開されている「CoderDojo広島」さんの資料「プログラミング入門(公開用)+ 忍者テンプレート」をベースに、猫逃げとニンジャゲーム作りにチャレンジしました。
(広島さん、活用しています。ありがとうございます。m(_ _)m)

未経験の子たちが、試行錯誤しながらもスクラッチの仕組みやプログラミングの概念を自分なりに理解し、自分なりの実装方法でゲームを作り上げていきます。

この日はじめてScratchに触れたはずの3名の子たちは、あっという間に猫逃げ、ニンジャゲームを動くところまで作り上げ、色を変えたり、セリフを付けてみたりとそれぞれの工夫を組み込むまで到達していました。毎度のことですが、子供たちの興味をもった事ことに対する吸収・進歩の速さには驚かされます。

Minecraftプログラミング

マイクラをこよなく愛する(笑)ふたりの小学生が、Minecraftプログラミングに挑戦しました。

Minecraftプログラミングにはいろいろ方法がありますが、「Computercraft(コンピュータクラフト)」というMinecraftに組み込んでプログラミングができるMod※(モッド) を使ったプログラミングを試してみました。

※Mod:Minecraftの世界をいろいろと機能拡張するプログラムです。

下の画像のような、通常のMinecraftの世界には存在しない機器やロボットを登場させ、それにプログラミングでいろんな仕事をさせていきます。

アルファベットをキーボードで入力していく、本格的なプログラミング。
ブロックを組み合わせていくビジュアル言語のScratchからは、いきなりハードルが高いかな、とも思いましたが、「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、キーボード操作もままならない小学生2人が、サンプルを見ながら必死にプログラミングに取り組んでいました。

ロボット(タートル)にプログラミングを行い、下の画像のような石のタワーを積ませたり、穴を掘らせる、というのが今回のゴール。

実際にやってみると、スペルが間違っていたり、パソコンの性能のせいでうまく動作しなかったりと、目標までは行き着けず、穴を1段掘るくらいが精一杯という結果でした。まあでも、取り組んだ子供たちはMinecraftに触れられただけでも嬉しかったようで、満足げでしたが^^;。

ComputercraftはMinecraftの古いバージョン(1.8.9以下)でしか動作せず、3,000円のパソコン版マインクラフト購入、それなりの性能を持ったパソコンが必要、などいろいろと制約があるので、簡単にお試しというわけには行かないのですが、こうした仕組みを通して好きなゲームに触れながら、プログラミング言語を体験していくという学習形態は理想的ですね。子供たちのモチベーション・進化が全然違います(笑)。また、ローマ字及びキーボード操作習得と、プログラミングの概念をScratchなどでしっかり理解しておく必要性も子供たちが実感し、自発的に取り組むよいきっかけにもなりそうです。

以下、参考にした書籍とサイトです。

Minecraftで遊んで学べるプログラミングの教科書 Lua言語&ComputerCraft対応版
https://goo.gl/Y4KzqC(amazon.co.jp)

開発者サイト
http://www.computercraft.info/

Computercraft非公式wiki(日本語でAPI解説)
https://www50.atwiki.jp/mccc/pages/23.html#id_44aeb64e

とはいいつつ、取り組んでみて運営上の課題も。子供たちは喜んでくれたようですが、パソコンの性能がついていけず、作ったプログラムがうまく動きません。パソコンをどこからか調達できるまで、当面は別のMinecraftプログラミング実現方法を検討する必要が出てきました。

また、子供たちの大半は「Minecraftで遊ぶ」ことが一番の楽しみ・関心事で、プログラミングは優先度が低くなりがち(笑)。Minecraftを経験した方なら分かると思うのですが、いったんプレイするとかなり没頭します。ゲームが目的になってしまう可能性があるので、バランスよく取り組めるよう、メンターが意識してあげる必要性を感じました。このあたりはDojoのルールを整えるなどで対応していきたいと考えています。

今後は、少し準備に時間がかかりそうですが、Next Scratch環境として、Raspberry Piエディションなどで、Minecraftプログラミング環境を整えられないかなと考えたり。

もし次回以降にComputercraftを試してみたい、という場合はプログラミング環境さえ整えば対応できますので、MinecraftPC版のアカウント情報と、ある程度の性能を持ったMyパソコンを持参してご参加下さい。その時は事前に申し出頂けるとパソコン性能を確認致します。

 

次回は12月2日(土)開催予定です。
多くの子供たちの参加をお待ちしています。

申込みページ